2010-04-10

今週末は国産でも米国でもケグ(笑)でもなく、Beeston IPAですよ!

お店が開店してしばらく経つんですが、みなさん遠くから来られますねえ…。都内は言うには及ばず、埼玉や茨城からもわざわざリアルエールを飲みに来ていただいて、本当にありがとうございます<(_ _)>
噂によれば、ご近所さんの英国パブでもRadiantが話題になっているとか??気を引き締めて頑張らねば…。

しかしみなさん、お話をしていても本当にエールがお好きだということがよく分かります(笑)。熱意では英国のエールラヴァーにも引けをとらないですね◎でも意外だったのは(ここで言っちゃってもいいのかな)、日本の地ビールについて、飲み手のみなさんが少なからず物足りなさを感じておられるということでした。例えば2月のリアルエールフェスティバルについて色々な方からお話をうかがったのですが(私は英国に出張しておりました関係で不参加)、なんでも提供されていたエールのほとんどが「リアルエールもどき」だったそうで、「羊頭狗肉」とまでおっしゃる方も…。まあ、参加していない私はノーコメントですが、ケグエールをハンドポンプに直結していたという話に至っては、うーん…。色々理由はあるにせよ、せっかく盛り上がってきた地ビール、あるいはリアルエールというムーブメントに、当事者たちが自ら水を差しているような気がしないでもないですね。もったいない…。

先週末から今週にかけてはずっと、BeestonのWorth the WaitとThe Dry Road IPAを提供しておりました。後者のIPA、24時間前のヴェンティングではイマイチ固くてなかなか開かなかったんですが、月曜から水曜あたりまでは本当に味が乗ってましたねえ。で、金曜日(9日)に新しいIPAのカスクを開栓したのですが、これが驚いたことに、なかなかできる子なんですねえ…。
実は前回の反省を踏まえまして、このカスクは48時間前にヴェンティングしたのですが、その時かなりlivelyだったんです。よく向こうのエール本にある古いヴェンティングの写真みたいに、タット(ヴェンティングする穴を開ける部分。マイクロカスクの場合はバルブになってます)からピューっとエールが噴き出してきて、ちょっと焦りました(^^ゞ。Beestonにしちゃ、結構元気のいいカスクです(笑)。
で、今日またヴェンティングバルブをひねってガスを抜いたのですが、その時もまたじゅわわわーとエールがあふれてきて、「あら、これ大丈夫かな」とちと不安になりまして、とりあえずグラスにちょっとサーブして様子をみてみると、やはりちょっとオーバーコンディションですねぇ(すみません、写真撮ろうとしたらカメラ忘れてました)。でも飲んでみると…。

んんんんん????旨い!!??ハチミツ??


これは、現地ノーフォークのパブ(ColtonのUgly Bug Innです)で飲んだ時には感じなかったフレーバーです。口切りのIPAなので要素が若干閉じていることを差し引いても、私には初めてです。これは旨いです。日本に届いた直後に明確に感じられたシリアルフレーバーがきれいになくなって、ハチミツやらシトラスやらが全面に出てきております。これは、間違いなく今週末の目玉となるでしょう…。

みなさん、現在最も熱いIPAを味わいたいのなら、アメリカ系クラフトIPAじゃなくてこれですよ!Beestonのポテンシャルを味わいたい方は、ぜひ週末にいらしてください!!早い時間なら、私もいると思います…。

Beeston The Dry Road IPA
Radiantの店内写真ではありませんが、Ugly Bug Innのハンドポンプです。

最後に、このIPAの名前である「The Dry Road」の由来を。
Beeston BreweryのあるBeestonの村を北上すると、Fakenhamという町があるのですが(Bullという名物パブがあります)、そこから北端の海辺の町Wells-next-the-Sea(ロンドンから近いハイドアウェイとして有名ですが、なぜかまともなパブがない)に至る一本道があって、正式名称はB1105線といいます(上の画像中、ポンプバッジの地図に赤く示してあるのが該当の道です)。いかにもノーフォークな風景が続き、私にとってはお気に入りのワインディングロードなんですが、地元の人にはこの道はある理由で恐れられております。といいますのも、途中に一軒もパブやB&Bがないのです。つまり途中で一杯やるわけにいかず、いったんFakenhamを出たらあとはWellsに至るまで走り続けなければならない。それが彼らにとっては一大事なようでして。

酒が飲めない道=The Dry Roadなわけですね◎

でも冷静に考えればそれは飲酒運転というものでは…
しかも地図で確認すると、その距離わずか25km足らず(笑)。
意味わかりません…。

はるかインドまでの輸送に堪えるべく作られたIPAというエールに、普通そんなちっちゃい名前をつけるものでしょうか?時に、イギリス人というものが分からなくなります(笑)

では、今回はこの辺で!

最近恒例となっている(←勝手に恒例にしている)今日の一曲はどれにしましょうかね?The Dry Roadということで、John Denverなどいかがでしょ?最近はLOVE PSYCHEDELICOもカヴァーしてましたよね◎
歌詞にあるみたいに、The Dry RoadをWellsに向かって走る時、私も家に帰るような気がするんですよ。なんででしょうね?ノーフォークの風土にあてられちゃったんですかねえ…。今度、ノーフォークのリアルエール&旨いものツアーでもしましょうか?ネタバレ覚悟で、ローカルに特化したハードコアなやつを。みなさん参加します??笑





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olubayo

Author:olubayo
日本唯一の英国リアルエールエージェント兼セラーマン。大阪外国語大学卒業後、某大手新聞社を早期退職。翻訳をしながら某料理雑誌記者という二足のワラジ時代を経て、一念発起してシチリアの超自然派ワイナリーで修業。ワイナリー設立の資金集めのため、もう一つの偉大な醸造酒文化である英国の「カスクコンディションリアルエール」を日本に紹介する仕事に奮闘中~
お店でリアルエールを提供したい方、一度飲んでみたい方、業態開発をお考えの方、みなさん大歓迎です。どこへでも説明に伺いますよ!

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