2010-01-02

英国のリアルエールってどんな飲み物?

みなさま、あけましておめでとうございます!!
本年がみなさんにとっていい年でありますように◎

もちろん、私にとっても最高の年にしていきますよっ!

Milk Street Brewery Beer!


さて、3回目の投稿でようやくという感もなきにしもあらずですが、ビール好きの間で、なんだか名前だけが独り歩きしているイメージのある「リアルエール」という言葉、これを今回はきちんと説明していきたいと思います。 

本ブログで言う、英国の「リアルエール」とは、伝統的な原料(モルト、ホップ、天然水、酵母)を用いて醸造され、二次発酵を樽(カスク)内で行った上面発酵ビールのことで、無ろ過、無清澄、無ガス添加のフレッシュな状態でそのまま樽より提供されるものを指しています。

このような特性から、英国のリアルエールはこれまで日本に商業輸入されたことがありません。


最後の「無ガス添加」というところが、米国の「リアルエール」と最も違うところです。米国では、ガスが添加されていますね。そのようなエールは、英国ではひとまとめにして「ケグエール」と呼ばれています。実は日本の地ビールメーカー各社が作っているのは、この「米国式リアルエール」である場合が多いです。

じゃあ、その他の特徴に行きますよ。


  • 原料は地元のもの、小規模生産のもの、高品質なものを原則に厳選されており(大手ビールメーカーの価格攻勢に対抗するには、地域性と品質が重要なため)、結果としてナチュラルで豊かな味わいを持つ。リアルエールは文字通り生きており、グラスに注がれる直前まで発酵し続けながら熟成していく飲み物である。

  • 現在、英国で稼働しているリアルエール醸造所は400~500ヶ所。銘柄数では5000ほどある。産業といえる規模で伝統的なリアルエールの文化が残っているのは英国だけ。

  • 上記のように非常に地域性と嗜好性が強い飲み物である一方、本質的にはビールであり、また味わいが非常に豊かであることから、TPOを選ばず楽しめる。アルコール飲料としての汎用性は非常に高い。


すでに美味しそうと思ったそこのアナタ。ではそんなリアルエールはどんな味がするのか、味わいの特徴を以下に列挙してみます。

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olubayo

Author:olubayo
日本唯一の英国リアルエールエージェント兼セラーマン。大阪外国語大学卒業後、某大手新聞社を早期退職。翻訳をしながら某料理雑誌記者という二足のワラジ時代を経て、一念発起してシチリアの超自然派ワイナリーで修業。ワイナリー設立の資金集めのため、もう一つの偉大な醸造酒文化である英国の「カスクコンディションリアルエール」を日本に紹介する仕事に奮闘中~
お店でリアルエールを提供したい方、一度飲んでみたい方、業態開発をお考えの方、みなさん大歓迎です。どこへでも説明に伺いますよ!

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